山口健児さんによる個展「光のむこうへ」に行ってきました
「THE LIBRARY 2016」に参加予定の山口健児さんによる個展「光のむこうへ」に行ってきました(銀座・ギャラリーなつか)。山口さんは、日本画の手法で長く作品を制作されている方で、特に近年は、「天上から差し込む光」をモチーフにした作品を中心に発表されています。今回の展覧会では、漆黒にも近い黒の色彩を背景に置いて、上から下に貫いていくようなストロークを意識させる、白の絵具が画面の中央に描画された作品を中心にして展示が行われています。とりわけ白の色彩は、黒の背景でより際立ち、作品のテーマである「光」がまさしくここにあるという印象を、それぞれの作品から感じ取ることができたように思います。




スポンサーサイト
「声ノ 全身詩人、吉増剛造展」に行ってきました
東京国立近代美術館で開催中の、日本を代表する詩人・吉増剛造さんによる個展「声ノマ 全身詩人、吉増剛造展 」に行ってきました。展示は、50年以上におよぶ創作活動の中で記したノートや日記、膨大なテープに残した朗読や対談などの録音、写真および映像作品、詩と絵画が重なり合った、「怪物君」と名付けられた近作数百点が広い壁面を覆うもののほか、薄い銅板に文字などを彫金して、一部では巻物のかたちに展示した、ブックアートとしてもとらえられる作品などで構成されています。
以下は彫金の作品(彫金の作品とカセット・テープ類のみ、撮影フリーになっています)



展覧会は8月7日まで、詳細は以下の公式サイトをご参照ください。
http://www.momat.go.jp/am/exhibition/yoshimasu-gozo/
以下は彫金の作品(彫金の作品とカセット・テープ類のみ、撮影フリーになっています)



展覧会は8月7日まで、詳細は以下の公式サイトをご参照ください。
http://www.momat.go.jp/am/exhibition/yoshimasu-gozo/
小沢智恵子さんの個展に行ってきました
「THE LIBRARY 2016」の出品者である、フェルトによる作品を制作する小沢智恵子さんの個展「フェルト百花繚乱」に行ってきました。場所は、遠方ですが蓼科の森の中にたたんでいる、レストランの空間と同居するGallery忘我亭。様々なかたち、色によるフェルトのオブジェなどがギャラリーの空間をゆるやかに包むように埋め、窓の外の緑の景色と重なり合い、独特の心地よい空間が生み出されていました。




展覧会は7月10日までの土・日曜12:00〜17:00の開催です。詳しくはギャラリーの公式サイトをご覧ください。
http://www.tateshina-bougatei.com/




展覧会は7月10日までの土・日曜12:00〜17:00の開催です。詳しくはギャラリーの公式サイトをご覧ください。
http://www.tateshina-bougatei.com/
広田美穂さんの2人展に行ってきました
「THE LIBRARY 2016」の出品者である広田美穂さんが、菅原史也さんと共に、本をテーマにして行った展覧会「めぐる・めくる」に行ってきました。会場は東京メトロ東西線茅場町駅そばのSPCギャラリー。展覧会は壁面が広田さんが、床を菅原さんが使うかたちで行われていました。
広田さんの展示は、最初に「めぐる/めくる」と表紙に記された小冊子を手に取り、この冊子を持って壁に設置されたドローイングなどを、右回りに順に観ていくことで、本のページをたぐるように歩いて絵画などをめぐっていくという、本にまつわる体験を空間的に表した作品でした。一方菅原さんの作品では、床から白い棒状のものが多数生えるように設置されており、これは、2本の白い糸を交互に縒り、途中からは結び目を連続してつくったものであるということで、この一本一本が、本に接する静かな時間を暗に表しているのではないかと推測されるような作品でした。

ここから始まる広田美穂さんの作品

アメリカ映画のキャラクターMr.バディントンのイメージによる作品

こちらは菅原史也による作品の展示
展覧会は7月2日まで。詳細はギャラリーの公式サイトをご参照ください。
http://www.spc.ne.jp/
SPCギャラリー
広田さんの展示は、最初に「めぐる/めくる」と表紙に記された小冊子を手に取り、この冊子を持って壁に設置されたドローイングなどを、右回りに順に観ていくことで、本のページをたぐるように歩いて絵画などをめぐっていくという、本にまつわる体験を空間的に表した作品でした。一方菅原さんの作品では、床から白い棒状のものが多数生えるように設置されており、これは、2本の白い糸を交互に縒り、途中からは結び目を連続してつくったものであるということで、この一本一本が、本に接する静かな時間を暗に表しているのではないかと推測されるような作品でした。

ここから始まる広田美穂さんの作品

アメリカ映画のキャラクターMr.バディントンのイメージによる作品

こちらは菅原史也による作品の展示
展覧会は7月2日まで。詳細はギャラリーの公式サイトをご参照ください。
http://www.spc.ne.jp/
SPCギャラリー
「Book+」展に行ってきました
京王新線初台駅下車のブックアートカフェ、MOTOYA Book-Cafe-Galleryで開催されている、25名によるアーティストブックの展示販売イベント「Book+」に行ってきました。この展覧会では、「THE LIBRARY」に毎年出品している中野愛子さん、菅沼靖幸さん、以前出品された溝上幾久子さん、ツギさん、 今年の「THE LIBRARY 2016」に出品される長谷川誠子さんが参加されています。以下、展覧会案内状です。

作品は「THE LIBRARY」と同じく手に取れるようになっていて、どの作品もそれぞれの個性が際立っている力作揃いでした。以下、展覧会の様子をご覧ください。



展覧会の会期は6月25日(土)までです。詳細はギャラリーのサイトをご参照ください。
http://www.mo-to-ya.com/gallery/exhibition/next1606.html
MOTOYA Book-Cafe-Gallery
東京都渋谷区初台2-24-7
木曜日~日曜日(月曜・火曜 お休み)
13:00-20:00(入場は19:30まで)
03-6362-2082

作品は「THE LIBRARY」と同じく手に取れるようになっていて、どの作品もそれぞれの個性が際立っている力作揃いでした。以下、展覧会の様子をご覧ください。



展覧会の会期は6月25日(土)までです。詳細はギャラリーのサイトをご参照ください。
http://www.mo-to-ya.com/gallery/exhibition/next1606.html
MOTOYA Book-Cafe-Gallery
東京都渋谷区初台2-24-7
木曜日~日曜日(月曜・火曜 お休み)
13:00-20:00(入場は19:30まで)
03-6362-2082
8月10日に行われるオープニング・トークの詳細が決まりました
「THE LIBRARY 2016」初日の8月10日(水)に行われるオープニング・トークの詳細が決まりました。これまでのゲストトークとは趣きを変え、「THE LIBRARY 」に長く出品されてきたギョーマンちめこさん(ことばあそび)、小林雅子さん(ブック・アート)、中野愛子さん(写真)ほかを迎えてのクロストーク「出品者と語るTHE LIBRARY展」を開催いたします。
ギョーマンちめこさんは、ことばあそびをもとに本の作品などをつくられていて、「THE LIBRARY 」には1990年代末から参加されています。今年の1月に京都で行われた「THE LIBRARY in KYOTO 2016」では、「母嘆」(ははなげく)、菩誕(ぼさつうまれる)など、ボタンという語をもとにしたことば遊びにイラストを添えた作品「ボタン」を出品されました。

ギョーマンちめこさん「ボタン」
ギョーマンちめこの作品については、2014年に銀座のスペースQで行われた個展「不要品 コレクターのススメ」のレポートブログでご覧下さい。
http://libraryblog.blog.fc2.com/blog-entry-28.html
小林雅子さんは、紙を素材に立体作品やブック・オブジェを制作しており、「THE LIBRARY 」には2000年代前半から参加されています。「THE LIBRARY in KYOTO 2016」では、泉鏡花著『高野聖』の文庫本を2冊合わせたものを部分的に切り取り、その切れ端をところどころに貼り付けて制作したオブジェ作品「高野聖」を出品されました。

小林雅子さん『高野聖』
活動については公式サイトをご覧下さい。
http://kobamasa.web.fc2.com
中野愛子さん、人物のポートレートなどを主に撮る写真家で、映画のスチール写真も数多く撮影されています。「THE LIBRARY 」には1990年代から参加されています。「THE LIBRARY in KYOTO 2016」では、赤い洋服や赤と白のストライプ地の着物を着たYUKIEをモデルに、京都及び近郊で撮影した写真集「YUKIE_autumn foliage 2015.12.1&2」を出品されました。

中野愛子さん「YUKIE_autumn foliage 2015.12.1&2」
活動については公式サイトをご覧下さい。
http://www.wormwheel.com/gallerysyrup
トークは8月10日(水)19:15から、「THE LIBRARY 2016」会場のToki Art Spaceで行われます。それぞれジャンルが異なる3名のトークの中から、「THE LIBRARY についてのいかなるものが生まれるか。どうぞお楽しみに。
ギョーマンちめこさんは、ことばあそびをもとに本の作品などをつくられていて、「THE LIBRARY 」には1990年代末から参加されています。今年の1月に京都で行われた「THE LIBRARY in KYOTO 2016」では、「母嘆」(ははなげく)、菩誕(ぼさつうまれる)など、ボタンという語をもとにしたことば遊びにイラストを添えた作品「ボタン」を出品されました。

ギョーマンちめこさん「ボタン」
ギョーマンちめこの作品については、2014年に銀座のスペースQで行われた個展「不要品 コレクターのススメ」のレポートブログでご覧下さい。
http://libraryblog.blog.fc2.com/blog-entry-28.html
小林雅子さんは、紙を素材に立体作品やブック・オブジェを制作しており、「THE LIBRARY 」には2000年代前半から参加されています。「THE LIBRARY in KYOTO 2016」では、泉鏡花著『高野聖』の文庫本を2冊合わせたものを部分的に切り取り、その切れ端をところどころに貼り付けて制作したオブジェ作品「高野聖」を出品されました。

小林雅子さん『高野聖』
活動については公式サイトをご覧下さい。
http://kobamasa.web.fc2.com
中野愛子さん、人物のポートレートなどを主に撮る写真家で、映画のスチール写真も数多く撮影されています。「THE LIBRARY 」には1990年代から参加されています。「THE LIBRARY in KYOTO 2016」では、赤い洋服や赤と白のストライプ地の着物を着たYUKIEをモデルに、京都及び近郊で撮影した写真集「YUKIE_autumn foliage 2015.12.1&2」を出品されました。

中野愛子さん「YUKIE_autumn foliage 2015.12.1&2」
活動については公式サイトをご覧下さい。
http://www.wormwheel.com/gallerysyrup
トークは8月10日(水)19:15から、「THE LIBRARY 2016」会場のToki Art Spaceで行われます。それぞれジャンルが異なる3名のトークの中から、「THE LIBRARY についてのいかなるものが生まれるか。どうぞお楽しみに。