神谷清和さんの遺作展「海景」が開催されています
横須賀など海の間近で生涯作品を制作し、昨年9月に76歳で亡くなった作家・神谷清和さんの遺作展「海景」が、8月30日から9月21日まで神奈川・浦賀のギャラリー時舟で行われています。
ギャラリー時舟は、浦賀湾(幕末にペリーの黒船がやって来た地)に面して海まで数メートル、対岸への渡し船の船着き場が目の前の、風光明媚な素晴らしいロケーションの場所にあります。幼少の頃から海に親しんできた神谷さんの作品には、海から与えられたイメージがもとになっていると思われるものが多数あり、海の景色が手元にあるギャラリーでの展示が、作品とスペース共に、なお生き生きとせているような気がします。
神谷清和遺作展「海景」
2014年8月30日(土)~9月21日(日)
11:00~17:30(9月21日は16:30まで)
火・水曜日休廊
Vol.1:「アラベスク」8月30日(土)~9月12日(金)
Vol.2:「内なる想い」9月13日(土)~9月21日(日)
*展示替えします
ギャラリー時舟
〒239-0821 神奈川県横須賀市東浦賀2丁目4-21 東岸渡船場隣
090-1053-8526/塩路明子
京急浦賀駅より徒歩約13分、浦賀駅より京急バス観音崎方面行「新町」下車徒歩3分、西岸渡船場より乗船2分
以下、展覧会と昨日行われたオープニング・レセプションをレポートします。まずはギャラリーへの道のりから。

ギャラリーのある浦賀には、横浜から京急本線の快速特急や特急などで堀之内駅まで行き、浦賀線に乗り換えて終点の浦賀まで行くのが便利です。まもなく浦賀駅到着の場面。

浦賀駅前は浦賀湾の一番奥に面しています。

駅前で左右に分かれる道の左側を選ぶと、ギャラリーのある浦賀湾の東岸(住所は東浦賀)に向かいます。ここからギャラリーまでは歩いて15分ちょっと。バスも10分に一本くらい通っています。

駅前から道の右側に延々と続く壁の向こう側は、江戸時代からつい最近まで稼働していた大きなドック(船舶の修理所)が広がっています。あの咸臨丸もここで修理をしていたそうです。

長い壁が途切れて、ギャラリーはどこにあるのだろうと思っていたころに、右側にミニストップが現れます。この手前を右に。もうすぐギャラリーです。

古風な通りに入っていきます。この通りの右側の家の向こうは海です。

ところどころに蔵など古い建物が残ります。

ここがギャラリー時舟。一階がギャラリ—で2階がカフェ。コンビニの角から2分ほどで着きます。ギャラリーの向かいには、幕末に黒船で密航を企てた吉田松陰と佐久間象山が密談をしたという場所の史跡があります。来年の大河ドラマは吉田松陰なので、この近辺も観光で少し盛り上がりそうですね。さらにその近くには小林一茶ゆかりのお寺も。

ギャラリーの前は、対岸に渡るぽんぽん船の船着き場(遠ざかる船が見えます)。海まで2~3メートルの、おそらく日本で一番海に近いギャラリーなのでは。

ギャラリー前のヨットハーバー。


「海景」Vol.1の展示風景。亡くなる間際の2012-13年の作品が中心です。作品は、Vol.1とVol.2すべて未発表のものです。

2階のカフェに向かう階段にも展示しています。

階段下のスペースにも。こちらは亡くなる直前に制作された箱型のオブジェ作品など。

カフェの壁にも展示しています。

ギャラリー前の夕景

初日に行われたオープニング・レセプションの様子。子どもの頃から最晩年まで親しくされていた地元の画家・高間夏樹さんのあいさつ。

ギャラリーのオーナー塩路さんのあいさつ。この日は70名近い方が来場されました。

オープニング・レセプションでのカフェのデッキの様子
展覧会の詳細はhttp://www.h3.dion.ne.jp/~artspace/kamiya2014.htmlでもご覧いただくことができます。秋の小旅行の計画に組み込まれてみてはいかがでしょう。9月13日からは、ギャラリーのスペースは2006-7年の作品中心に展示替えとなります。
ギャラリー時舟は、浦賀湾(幕末にペリーの黒船がやって来た地)に面して海まで数メートル、対岸への渡し船の船着き場が目の前の、風光明媚な素晴らしいロケーションの場所にあります。幼少の頃から海に親しんできた神谷さんの作品には、海から与えられたイメージがもとになっていると思われるものが多数あり、海の景色が手元にあるギャラリーでの展示が、作品とスペース共に、なお生き生きとせているような気がします。
神谷清和遺作展「海景」
2014年8月30日(土)~9月21日(日)
11:00~17:30(9月21日は16:30まで)
火・水曜日休廊
Vol.1:「アラベスク」8月30日(土)~9月12日(金)
Vol.2:「内なる想い」9月13日(土)~9月21日(日)
*展示替えします
ギャラリー時舟
〒239-0821 神奈川県横須賀市東浦賀2丁目4-21 東岸渡船場隣
090-1053-8526/塩路明子
京急浦賀駅より徒歩約13分、浦賀駅より京急バス観音崎方面行「新町」下車徒歩3分、西岸渡船場より乗船2分
以下、展覧会と昨日行われたオープニング・レセプションをレポートします。まずはギャラリーへの道のりから。

ギャラリーのある浦賀には、横浜から京急本線の快速特急や特急などで堀之内駅まで行き、浦賀線に乗り換えて終点の浦賀まで行くのが便利です。まもなく浦賀駅到着の場面。

浦賀駅前は浦賀湾の一番奥に面しています。

駅前で左右に分かれる道の左側を選ぶと、ギャラリーのある浦賀湾の東岸(住所は東浦賀)に向かいます。ここからギャラリーまでは歩いて15分ちょっと。バスも10分に一本くらい通っています。

駅前から道の右側に延々と続く壁の向こう側は、江戸時代からつい最近まで稼働していた大きなドック(船舶の修理所)が広がっています。あの咸臨丸もここで修理をしていたそうです。

長い壁が途切れて、ギャラリーはどこにあるのだろうと思っていたころに、右側にミニストップが現れます。この手前を右に。もうすぐギャラリーです。

古風な通りに入っていきます。この通りの右側の家の向こうは海です。

ところどころに蔵など古い建物が残ります。

ここがギャラリー時舟。一階がギャラリ—で2階がカフェ。コンビニの角から2分ほどで着きます。ギャラリーの向かいには、幕末に黒船で密航を企てた吉田松陰と佐久間象山が密談をしたという場所の史跡があります。来年の大河ドラマは吉田松陰なので、この近辺も観光で少し盛り上がりそうですね。さらにその近くには小林一茶ゆかりのお寺も。

ギャラリーの前は、対岸に渡るぽんぽん船の船着き場(遠ざかる船が見えます)。海まで2~3メートルの、おそらく日本で一番海に近いギャラリーなのでは。

ギャラリー前のヨットハーバー。


「海景」Vol.1の展示風景。亡くなる間際の2012-13年の作品が中心です。作品は、Vol.1とVol.2すべて未発表のものです。

2階のカフェに向かう階段にも展示しています。

階段下のスペースにも。こちらは亡くなる直前に制作された箱型のオブジェ作品など。

カフェの壁にも展示しています。

ギャラリー前の夕景

初日に行われたオープニング・レセプションの様子。子どもの頃から最晩年まで親しくされていた地元の画家・高間夏樹さんのあいさつ。

ギャラリーのオーナー塩路さんのあいさつ。この日は70名近い方が来場されました。

オープニング・レセプションでのカフェのデッキの様子
展覧会の詳細はhttp://www.h3.dion.ne.jp/~artspace/kamiya2014.htmlでもご覧いただくことができます。秋の小旅行の計画に組み込まれてみてはいかがでしょう。9月13日からは、ギャラリーのスペースは2006-7年の作品中心に展示替えとなります。
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「THE LIBRARY 2014」が終了しました
2週間にわたって開催された「THE LIBRARY 2014」が終了しました。最終日となった8月16日は、開廊直後から来場者がひっきりなしに訪れ、閉廊が間近になった17時過ぎには、出品者も含めて数十名の来場者で会場は満員となりました。

最終日のギャラリー
以下、展示の様子をご覧下さい






会期中にご来場いただいた方々、出品者のみなさんに感謝いたします。
「THE LIBRARY」次回展は、来年の3月17日から京都のMEDIA SHOP Galleryにて、8月4日から今回と同じくToki Art Spaceにて開催されます。詳細はhttp://www.ab.auone-net.jp/~libraryにてご確認下さい。

最終日のギャラリー
以下、展示の様子をご覧下さい






会期中にご来場いただいた方々、出品者のみなさんに感謝いたします。
「THE LIBRARY」次回展は、来年の3月17日から京都のMEDIA SHOP Galleryにて、8月4日から今回と同じくToki Art Spaceにて開催されます。詳細はhttp://www.ab.auone-net.jp/~libraryにてご確認下さい。
音楽と本をめぐるライブ「Music on the Books」 が行われました
8月12日(火)、ケルト音楽や琉球音楽などを各地で奏でる川戸郷史さんと、武満徹など現代音楽のピアノ演奏と作曲、美術作品制作、詩作と朗読など幅広い活動を続ける木村裕さんによる、音楽と本をめぐるライブ「Music on the Books」 が、20名ほどを集めて行われました。
まず最初に木村さんから、音楽と本との関わりとして宮澤賢治が作詞・作曲をした「星めぐりの歌」が紹介され、木村さんのキーボードと川戸さんの三線(琉球音楽の楽器)による「星めぐりの歌」と、さらに川戸さんが作曲した「ハレルヤ」からライブが始まりました。川戸さんは時には三線をアコースティックギターに持ち替えて演奏は続きます。途中、川戸さんによる三線と歌の独演、木村さんによる即興演奏を伴奏にした自作詩の朗読をはさみ、川戸さんがたびたび通う北海道のアイヌにの人々をモチーフにした曲をはじめとして、途切れない流れの中で、1時間にわたる演奏が繰り広げられました。


左が川戸さん、右が木村さん

川戸さんによる三線と歌の独演

木村さんによる自作の詩と即興演奏
まず最初に木村さんから、音楽と本との関わりとして宮澤賢治が作詞・作曲をした「星めぐりの歌」が紹介され、木村さんのキーボードと川戸さんの三線(琉球音楽の楽器)による「星めぐりの歌」と、さらに川戸さんが作曲した「ハレルヤ」からライブが始まりました。川戸さんは時には三線をアコースティックギターに持ち替えて演奏は続きます。途中、川戸さんによる三線と歌の独演、木村さんによる即興演奏を伴奏にした自作詩の朗読をはさみ、川戸さんがたびたび通う北海道のアイヌにの人々をモチーフにした曲をはじめとして、途切れない流れの中で、1時間にわたる演奏が繰り広げられました。


左が川戸さん、右が木村さん

川戸さんによる三線と歌の独演

木村さんによる自作の詩と即興演奏
身体と空間をテーマにした「BODY-SPACE」 が行われました
8月11日(月)、山田有浩さんと
橘由良子さんによる、身体と空間をテーマにした舞踏「BODY-SPACE」
が、20名近い方を集めて行われました。
まずは山田有浩さんが登場。水を満たしたガラスもコップを土台にして、その上に山田さんが制作したガラス板による作品を置き、そこに乗って30分にわたって身体の表現がなされました。ガラスコップ上のガラス板。不安定きわまりない、身体の移動が許されない場所での動作は、最初はゆるやかに、徐々に身体の振動を伴って激しくなっていきます。ガラスがぎりぎりで砕けない危うさに、観る側は極度の緊張を強いられながら山田さんの身体と向かい合います。その均衡が崩れて、結局全てが砕けてしまった最後の瞬間、空間は、暴力的な空気と安堵とが入り混じった不思議なものに包まれました。





山田有浩さんによる
山田さんと入れ替わるように、小さな折鶴を点々と足あとに置きながら橘由良子さんが登場。まとった布で身体を覆いながら空間の片隅に小さく丸まってか細い声を発する姿は、山田さんが残した空気を払拭し、動から静への転換が確かになされました。静の一点から、CDでリストのピアノ曲「愛の夢」が会場に流れ、この日観客から差し入れられたばかりの赤いバラを手に、同じ場所にとどまりながらも、身体がゆるやかに空間をなぞっていきます。さらに、曲の転換と共に舞台は進み、終盤では、あたかも子を慈しむように、丸めた布を胸に抱きながら空間の中央に歩んでいきます。そこでの身体の動きは、終止続いたゆるやかさのまま外に向かって開かれ、それに伴って観る者の心も、静かに、そして大きく揺らされながら終幕を迎えました。






橘由良子さんによる
まずは山田有浩さんが登場。水を満たしたガラスもコップを土台にして、その上に山田さんが制作したガラス板による作品を置き、そこに乗って30分にわたって身体の表現がなされました。ガラスコップ上のガラス板。不安定きわまりない、身体の移動が許されない場所での動作は、最初はゆるやかに、徐々に身体の振動を伴って激しくなっていきます。ガラスがぎりぎりで砕けない危うさに、観る側は極度の緊張を強いられながら山田さんの身体と向かい合います。その均衡が崩れて、結局全てが砕けてしまった最後の瞬間、空間は、暴力的な空気と安堵とが入り混じった不思議なものに包まれました。





山田有浩さんによる
山田さんと入れ替わるように、小さな折鶴を点々と足あとに置きながら橘由良子さんが登場。まとった布で身体を覆いながら空間の片隅に小さく丸まってか細い声を発する姿は、山田さんが残した空気を払拭し、動から静への転換が確かになされました。静の一点から、CDでリストのピアノ曲「愛の夢」が会場に流れ、この日観客から差し入れられたばかりの赤いバラを手に、同じ場所にとどまりながらも、身体がゆるやかに空間をなぞっていきます。さらに、曲の転換と共に舞台は進み、終盤では、あたかも子を慈しむように、丸めた布を胸に抱きながら空間の中央に歩んでいきます。そこでの身体の動きは、終止続いたゆるやかさのまま外に向かって開かれ、それに伴って観る者の心も、静かに、そして大きく揺らされながら終幕を迎えました。






橘由良子さんによる
「THT LIBRARY」に来年の展示が決まりました
「THT LIBRARY 2014」の開催中ではありますが、来年の「THT LIBRARY」の日程が決まりました。
まずトピックスとして、2007年まで行っていた京都での展覧会が7年ぶりに復活します。会場は、京都の繁華街の中心・河原町三条にあるMEDIA SHOP galleryです。MEDIA SHOPは、もともとアート系の書籍や現代音楽のCDなど、比較的手に入りにくいものなども関西の中では早い時期から扱い、好立地もあって京都では以前からよく知られた書店ですが、店舗の移転に伴って、旧店舗が最近ギャラリーとしてオープンし、そこで「THT LIBRARY in KYOTO」を開催することになりました。日程などは以下の通りです。なお、「THE LIBRARY 2014」同様、各会期中に各種イベントを行う予定です。
「THE LIBRARY in KYOTO」
2015年3月17日 (火) ~3月22日 (日)
MEDIA SHOP gallery(京都・河原町三条)
京都市中京区大黒町44 VOXビル1F(京都市営地下鉄東西線三条駅より5分)

MEDIA SHOP galleryの内観
また、毎年恒例のTOKI Art Spaceでの展覧会が以下のように決まりました。
「THE LIBRARY 2015」
2015年8月4日 (火) ~8月15日 (土)
TOKI Art Space(東京・神宮前)
東京都渋谷区神宮前3-42-5-1F

「THT LIBRARY 2014」より
展覧会自体は、それぞれ「THE LIBRARY 2014」とほぼ同じ内容となりますが、要項などの詳細は、近日中にホームページにて告知いたします。ぜひ参加をご検討下さい。
まずトピックスとして、2007年まで行っていた京都での展覧会が7年ぶりに復活します。会場は、京都の繁華街の中心・河原町三条にあるMEDIA SHOP galleryです。MEDIA SHOPは、もともとアート系の書籍や現代音楽のCDなど、比較的手に入りにくいものなども関西の中では早い時期から扱い、好立地もあって京都では以前からよく知られた書店ですが、店舗の移転に伴って、旧店舗が最近ギャラリーとしてオープンし、そこで「THT LIBRARY in KYOTO」を開催することになりました。日程などは以下の通りです。なお、「THE LIBRARY 2014」同様、各会期中に各種イベントを行う予定です。
「THE LIBRARY in KYOTO」
2015年3月17日 (火) ~3月22日 (日)
MEDIA SHOP gallery(京都・河原町三条)
京都市中京区大黒町44 VOXビル1F(京都市営地下鉄東西線三条駅より5分)

MEDIA SHOP galleryの内観
また、毎年恒例のTOKI Art Spaceでの展覧会が以下のように決まりました。
「THE LIBRARY 2015」
2015年8月4日 (火) ~8月15日 (土)
TOKI Art Space(東京・神宮前)
東京都渋谷区神宮前3-42-5-1F

「THT LIBRARY 2014」より
展覧会自体は、それぞれ「THE LIBRARY 2014」とほぼ同じ内容となりますが、要項などの詳細は、近日中にホームページにて告知いたします。ぜひ参加をご検討下さい。
即興朗読イベント「Live Reading」が行われました
8月8日(金)、「THE LIBRARY 2014」展示会場のToki Art Spaceにて、野々宮卯妙さんの朗読と水城ゆうさんの音楽による即興朗読イベント「Live Reading」が行われました。
前半では、会場に展示された作品の中から十数点を選んで取り上げ、次々と野々宮さんが即興で朗読を行い、水城さんは、ミニピアノ、ピアニカやカリンバなどの楽器を使って即興で伴奏を付けていきます。

ともくにゆいさんの作品を朗読中

tottoさんの作品を朗読

かとうたかこさんの作品を朗読

仁平ますみさんの作品を朗読

たかはしなつみさんの作品を朗読

原田由華さんの作品を朗読

LELULATICOさんの作品を朗読
後半は、中島敦の小説「文字渦」をもとにした朗読が、お二人によって同じく即興で行われました。野々宮さんはタブレットを片手に身振りを交えて、水城さんは時には会場を歩きつつピアニカを演奏しながら、30分ほどの熱気のこもった場がつくられました。


中島敦「文字渦」の朗読
前半では、会場に展示された作品の中から十数点を選んで取り上げ、次々と野々宮さんが即興で朗読を行い、水城さんは、ミニピアノ、ピアニカやカリンバなどの楽器を使って即興で伴奏を付けていきます。

ともくにゆいさんの作品を朗読中

tottoさんの作品を朗読

かとうたかこさんの作品を朗読

仁平ますみさんの作品を朗読

たかはしなつみさんの作品を朗読

原田由華さんの作品を朗読

LELULATICOさんの作品を朗読
後半は、中島敦の小説「文字渦」をもとにした朗読が、お二人によって同じく即興で行われました。野々宮さんはタブレットを片手に身振りを交えて、水城さんは時には会場を歩きつつピアニカを演奏しながら、30分ほどの熱気のこもった場がつくられました。


中島敦「文字渦」の朗読
「THE LIBRARY 2014」が開幕しました
8月5日(火)、「THE LIBRARY 2014」が開幕し、オープン直後から出品作家をはじめ多くの方にご来場いただきました。19:30からは、製本家の井上夏生さんとブック・アートのカフェギャラリーを運営する本屋暁子さんをゲストに迎えてのトークが、出品者をはじめ20名近くを集めて開催されました。
トークではまず、それぞれが気になった出品作品を選んで、井上さんは本の造りを中心に、本屋さんは外見や内容を中心にコメント。さらに、「手で本をつくること」をテーマに、ブック・アートや「THE LIBRARY」展などについてのトークへと続きます。最後に、この日参加した各出品者に自作を語ってもらい、作品にコメントを加えながら対話が行われました。

「THE LIBRARY 2014」の展示の様子

トーク「手で本をつくること」での井上夏生さん(左)、本屋暁子さん(右)と参加者

トーク参加者の方々(半分ほどが出品者)
トークではまず、それぞれが気になった出品作品を選んで、井上さんは本の造りを中心に、本屋さんは外見や内容を中心にコメント。さらに、「手で本をつくること」をテーマに、ブック・アートや「THE LIBRARY」展などについてのトークへと続きます。最後に、この日参加した各出品者に自作を語ってもらい、作品にコメントを加えながら対話が行われました。

「THE LIBRARY 2014」の展示の様子

トーク「手で本をつくること」での井上夏生さん(左)、本屋暁子さん(右)と参加者

トーク参加者の方々(半分ほどが出品者)